アスタキサンチンの効果

こんにちは☆
私ごとですが、先日、いよいよアラフィフに突入。
「老化」という文字が気になりはじめました・・・。
実は昨年から小学校のPTA副会長というお役目をいただいているのですが、
周りのほとんどは10歳も年下のキラキラなママたち!
ううっ、まぶしい・・・
「だいじょうぶですよ、いつも素敵ですよ~」
「私たちのあこがれです~」
お若いママたちのそんなお世辞にダマされてはいけない。
まずは、内面から、自分磨きをしなくちゃ!
そう誓った私が運命的に出会ったのが、「アスタキサンチン」。
某有名メーカーの化粧品にも配合されていて有名らしい。
赤い色素が、体の中から若々しさを作ってくれるのだとか。

老化が気になりだす

今回は、そんな「アスタキサンチン」について、調べてみました!
どうぞお付き合いください☆

アスタキサンチンについて
1.アスタキサンチンの特徴
2.アスタキサンチンの働き
3.アスタキサンチンの抗酸化作用とは?
4、アスタキサンチン=抗酸化物質
5、アスタキサンチンの実用化
6、アスタキサンチンの未来

1.アスタキサンチンの特徴

その正体は、カロテノイド

アスタキサンチンの最大の特徴は、「色素」(カロテノイド)であること。
そう、簡単に言うと、絵の具なんです。
自然の力で生み出された、鮮やかな、赤い絵の具。
サケやイクラ、カニ、エビなどに含まれていることで知られています。
とはいっても、サケやエビが生まれつき持っているものではありません。
アスタキサンチンを含んだ藻を食べて、それが蓄積されて、体が赤くなっていくのだそうです。



リコピンやβ-カロテンの仲間

赤い色の色素(カロテノイド)は、自然界に何百種類もあるらしいです。
その中でも、リコピンやβ-カロテンには親しみがありますよね。
リコピンはトマトに、β-カロテンはニンジンに含まれる色素成分。
β-カロテンは人間の体内に入るとビタミンA(レチノール)に変換され、ビタミンA活性を示すので、「プロビタミンA(ビタミンA前駆物質)」とも呼ばれています。
これらは、植物が自分で生み出す色素なんです。

ヘマトコッカス藻から誕生

一方のアスタキサンチンも、実は、植物性。
「ヘマトコッカス」と呼ばれる海藻が作り出すカロテノイドなのです。
それをオキアミなどの小さな動物プランクトンが食べて、それをさらにエビやカニ、サケが食べるという図式になっています。

知っていましたか?サケは、マス科で、もともとは白身の魚なんです!
海藻に含まれていたアスタキサンチンがサケの筋肉に蓄積することで、鮮やかな、「サーモンピンク」と言われるような赤い色になります。
カニやエビの場合は、体の外側を覆う固い殻の部分にアスタキサンチンが蓄積します。それであんなに赤い色をしているという訳です。

2.アスタキサンチンの働き

赤い色素(カロテノイド)の一種、アスタキサンチン。
体の中でどんな働きをするのか、知っていますか?

筋力を支える

サケを例にとって見てみましょう。筋肉中にため込まれたアスタキサンチンには、筋肉疲労を軽くする力があります。サケは、産卵の時期になると外海から生まれた川を遡上していきますよね。川の流れに逆らって高低差のある急流を泳ぐ間、サケの体の中では活性酸素がどんどん発生し、筋肉に大きな負担がかかります。この活性酸素を取り去るために、筋肉中にため込んだアスタキサンチンが活躍するんです。

筋肉

DNAを守る

また、アスタキサンチンには、卵を守るという力もあります。メスのサケは、体内で卵(イクラ)にアスタキサンチンを移し替えます。無事に川を遡上したメスは、その人生(いや、魚生?)の最後に、力を振り絞って産卵しますよね。このとき、意外にも浅瀬に産みつけるものですから、太陽光に含まれる紫外線を浴びて酸化しやすく、障害を起こしやすくなってしまうんです。でも、卵に大量に含まれたアスタキサンチンが、紫外線による酸化障害(紫外線によってDNAが破壊されること)を防いでくれているんです!

自然の仕組みって、ほんとにすごい。

そしてもちろん、アスタキサンチンは私たちのカラダにもプラスの効果をもたらします。
実際に、多くの研究から、アスタキサンチンは活性酸素を取り去る力がとても高いということが実証されました。アスタキサンチンは、その構造がとても特徴的で、細胞膜の表面と内側の両方で効果を発揮できるらしいのです。
活性酸素を消去するということは、疲労を軽減するだけでなく、老化を防ぐということにつながるんですよ!だから、アスタキサンチンは「抗酸化物質」「抗老化物質」とも呼ばれているそうです。人生の下り坂の入り口に立ち、どんどん老いていくばかりの私たちにとって、これは見逃せないですよね。

3、アスタキサンチンの抗酸化作用とは?

アスタキサンチンは、私たちに抗酸化作用をもたらしてくれる「抗酸化物質」の一種。
でも、抗酸化作用って、そもそも何なのでしょうか?

抗酸化作用とは

辞書で調べてみました。抗酸化作用とは、生き物の体の中で酸素によって引き起こされる様々な有害な作用を抑える働きのこと。そして、このはたらきをもつ物質のことを、抗酸化物質というのだそうです。

活性酸素は体にとって有害

酸素は、ご存知の通り、私たちの体のエネルギーを生み出すのになくてはならないもの。でも、酸素を使うと同時に必ず「活性酸素」が生まれるんです。この活性酸素が、困り者。細胞を酸化させる、つまり、細胞に傷をつけてしまうんです。老化が早まったり、がんの原因になったり、お肌のシミやシワを増やしたり、糖尿病や動脈硬化の原因になったりします。
活性酸素にも色々ありますが、一重項酸素とか、スーパーオキシド、ヒドロキシラジカルなどが有名なようですね。いかにも悪そうな名前です。

年齢とともに抗酸化力が衰える

この活性酸素を減らし、細胞の酸化を防ぐことが抗酸化の働きなんです。体の中のいろいろな酵素によって、活性酸素を分解する。つまり、活性酸素を無毒化するんですね。
でも、この抗酸化の働きは、年齢とともに衰えていきます。それで、無毒化できなかった活性酸素が体の中に溜まって、毒性が加速していくんです。

抗酸化物質とは

このままでは、体が危ない!そんなピンチを救ってくれるのが、「抗酸化物質」たち。
これらは、私たちの体の細胞よりも「酸化されやすい物質」なんです。先に活性酸素に身を投げ出し、酸化されることで、私たちの体が酸化するのを身を挺して守ってくれる。
なんていう健気な存在なんでしょう・・・。

4、アスタキサンチン=抗酸化物質

私たちの体を酸化から守ってくれる、「抗酸化物質」には色々なものがあります。

ビタミンC

ビタミンC

抗酸化力がとても高く、多くの野菜によく含まれるので摂取しやすく吸収率もいい、身近な存在。体内に蓄積できないので、毎日こまめに摂取することが大切です。
☆野菜や果物、芋類に豊富に含まれています。

ビタミンE

細胞膜に含まれるリン脂質の酸化を防ぐのに力を発揮。リン脂質は、酸化すると過酸化脂質となって細胞を傷つけ、老化を引き起こし病気の原因に。ビタミンEは忘れずに摂取したいです。
☆植物性の油類、ナッツ類やかぼちゃなどに含まれています。

ビタミンA

ビタミンAには2種類があります。脂溶性ビタミンAのレチノールのように、動物性の食品に含まれるもの。β-カロテンのように植物性の食品に含まれ、人間の体内に入ってからビタミンAに転換されるもの(プロビタミンAと呼ばれます)。
☆豚肉や鶏肉、うなぎなどに含まれています。

ポリフェノール(フラボノイド系)

植物の葉や茎、幹などに含まれる色素のこと。紫外線による酸化ダメージを防ぐだけでなく、種子を守るための抗菌作用や殺菌作用など、色々な自己防衛機能を担っています。
フラボノイドは4千種類以上もあって、アントシアニン(赤ワインなど)、イソフラボン(大豆)、ルチン(そば)、カテキン(緑茶)、タンニン(お茶やワイン)などが有名。

ポリフェノール(非フラボノイド系)

日本人が最も多くポリフェノールを摂取しているのはコーヒーだと言われています。コーヒーに含まれるのはクロロゲン酸。その他にも、米ヌカに含まれるフェルラ酸、ウコンに含まれるクルクミン、ゴマに含まれるセサミンなども強い抗酸化作用を持っています。

カロテノイド

赤やピンク、黄色系統の天然色素。抗酸化作用の他にも、体内ではビタミンAとしても働きます。トマトに含まれるリコピン、ニンジンやホウレンソウに含まれるβ-カロテン、甲殻類や鮭に含まれるアスタキサンチンが知られています。

5、アスタキサンチンの実用化

酸化を防ぐ=抗酸化力を持つ抗酸化物質の中でも、最近特に注目を集めているのが、「アスタキサンチン」。赤い色素(カロテノイド)の一種で、エビやカニの甲殻、サケの身、イクラなどに含まれています。

アスタキサンチンの発見者はノーベル賞を受賞

アスタキサンチンが発見されたのは1938年。今から80年前のことです。意外に最近のことですね。発見者はドイツの生化学者、リヒャルト・クーン博士。彼はこの一連のカロテノイドと酵素の研究で1938年のノーベル化学賞を受賞しました。
アスタキサンチンがリコピンやβ-カロテンと同じカロテノイドの一種で、高い抗酸化作用と、紫外線や脂質の過酸化反応から体を守る働きがあることは、発見された当初から理解されていました。

原料はヘマトコッカス藻

アスタキサンチンを生成するのは、ヘマトコッカス藻という、淡水性の単細胞緑藻類の仲間です。川や湖などに、わりと普通に生息している、珍しくはない生き物なんだとか。
この藻は通常、緑色をしているのですが、水分や栄養が足りなかったり、紫外線が強すぎたりすると、身を守るために細胞壁を厚くして休眠状態に入ります。このとき、細胞を守るためにアスタキサンチンを生成して、真っ赤に変色するんです。このアスタキサンチンの力で、過酷な環境の元でも生き延びることができるようになるんだそうです。

日本の会社が大量生産に成功

歴史が大きく動いたのは1994年のこと。富士化学工業株式会社のアスタリールグループがヘマトコッカス藻を使った天然のアスタキサンチンを工業的に大量生産することに成功したのです。2012年にはアスタリール株式会社が発足し、食品用そして化粧品用にアスタキサンチン原料アスタリール®が供給されるようになりました。

アメリカのFDA(食品医薬品局)の認証も取得し、スウェーデンとアメリカの工場から世界中に安定的に供給できるようになっているそうです。健康食品、化粧品原料としてのアスタキサンチンの需要は世界中でどんどん拡大しているそうなので、今後もますます期待がされています。



6、アスタキサンチンの未来

天然アスタキサンチンを原料としたアスタリール®が開発されて以来、様々なサプリメントや化粧品に配合されるようになってきました。それと同時に、様々な大学や医療機関で、基礎研究や臨床研究も進められています。アスタキサンチンが持つ非常に高い抗酸化作用に加え、抗炎症作用、血流改善作用などの働きが明らかになってきました。最近では、さらに広い分野での臨床研究が進み、その効果が期待されています。

精神と肉体の両方の疲労を軽減

ビタミンE

例えば、2016年には、日常生活で生じる「肉体」と「精神」の疲労感にアスタキサンチンがどのように効果があるかという研究論文が発表されました。私たちが日常生活で感じている疲労は、体がだるい、重いといった肉体的な疲労と、やる気が起きない、イライラするといった精神的な疲労の二種類があります。これらの疲労に対するアスタキサンチンの効果を検証した結果、二つの疲労を同時に軽くする効果が得られたというのです。
ビタミンAとかビタミンEが疲労回復に効くのは良く知られていますが、アスタキサンチンにもそういう効果があるんですね。

きれいな肌を作る効果も

2017年にはアスタキサンチンの肌への作用に関する研究論文が発表されました。アスタキサンチンの抗炎症作用に着目し、肌内部(表皮層)の炎症を抑える効果を調査。紫外線や乾燥といった、外部の環境要因で起きる肌状態の悪化を抑制する作用があることを確認しました。これは、肌のシワの進行を抑制する働きがあることを示していると言えます。

持久力アップにも!

さらに、2018年には、アスタキサンチンの摂取にともなう持久力と筋肉へのダメージを研究した論文が公開されました。それによると、ヘマトコッカス藻由来の天然アスタキサンチン(アスタリール®)を摂取させたマウスたちは、摂取させなかったマウスたちと比べて持久力が大幅にアップ。さらに、長時間の運動の後も筋肉へのダメージを抑えられたそうです。

アスタキサンチンの大量生産が可能になり、サプリメントや化粧品の原料として使われるようになって、まだ十数年しか経っていません。これからさらに研究が進み、色んなエビデンスが蓄積されていくことで、今まで分からなかった効果も明らかになっていくのかなと、期待が膨らみますよね。

これからもアスタキサンチンから目が離せませんね!